タイトルはどう読まれたいかを決める

最近の投稿 でのタイトルは「AはBである構文」で遊んでいるのが分かると思う。

これは「NFTアートは唯一である」という修辞法から学んで気にいって使っている用法なんだけど思ったより色々な意識の変化があった。

そもそもこのサイトはここ数年何だかよく分からないすごそうな著者だけが興味のある技術トピックの話を延々としていた。

タイトルは論文でもなしエッセイでもなしの雲をつかむような言葉選びで、本人的には内容に即した正確な結論をタイトルにつけるべし的なことをずっと考えていたと思う。

最初の変化としてはタイトルをできるだけ短かくするようにしたので、話を単純化しようとするので他人に関心を持ってもらえそうな話題にフォーカスするようになった。

あとは文字数と文節が限られるので、自分の書く内容を正確に表わそうとするのではなく読む人がどう感じて欲しいのかを想像して書くことになった。

『詳解 人間の気持ち』が必要、と言っていた地点から見るとなかなかいい振り返りではないか。

タイトルによって読まれ方を決める例として:

  1. ○○株式会社を退職致しました
  2. 4月の私の近況

の2つは同じ内容が投稿されていたとしても露骨に読まれ方が変わると思う。

今までは「関心が低いとニュースの読者はタイトルだけ読んで反応する」と思っていたが、タイトルによってあらかじめどう読むのかを決めている、と考えると著者がコントロールできる範囲は思ったより広いのではないか。