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例えば眞鍋かをりが「しらたき丼をかっこみながらボルヴィックをラッパ飲みしていたら、鼻の穴に逆方向からしらたきが進入し引っかかってあら大変、今しらたきと共にこのブログを書いています」という記事を書いたとすると、トラックバック表示欄には送信元のサイト名、記事タイトルと共に「真鍋さんが大変なことになっています」「いつものようにネットサーフィンをしていたら」などの記事概要が並ぶ。これらを見ていても一向に送信元へ行って記事全文を見てみる気にはならんなぁ、と思っていた。
しかし、眞鍋かをりのサイトへのトラックバックなんかは「紹介」「感想」の意味あいが強いのであってほとんどは、そこから対話に発展することもない。関心を視覚的に表し、横に繋がっている様を楽しむものであるので、まぁこんな感じか、と思っていた。(俺は眞鍋あんまり読んでないけど)
では、ブログ界各地で勃発するプチ議論の場合はというと……そんなにかわらない。思うに、人は何かを伝えようとするときに、まず安心させたがる。出どころや状況説明から入り、説明台詞をバックの商品倉庫から運び出してくる。例えば友人と話すときに、いきなり「ハロプロメンバーひとりひとりの小腸と大腸を直線で伸ばして合計すると、日暮里>西日暮里・間ぐらいの距離になるよ」としゃべり出すより「トリビアで知ったんだけどさぁ〜」「らしいよ」などで切り出す方が安心できる。
トラックバック表示欄で言うと、この「切り出し(冒頭)」が自動的に「記事概要」になる。とすると、送信先サイトの閲覧者に自分の記事を見てもらうには、ここにひと工夫したほうが効果的だ。話題になっている大手サイトなんかで多数のトラックバックが付いているときにはなおさらだ。意味深な例え話で始めたり、結論をほのめかしたり。(記事冒頭ではなくタイトルで工夫する手もある)「知らない人」に向けての説明台詞は2段落目からでも遅くはない。これはトラックバック送信の参加型企画においても同様で、企画の説明、リンク、等を冒頭で始めるより、先になにか意見を出した方が良い。(追記)あ、トラックバックを送信してから、記事を改変するとかもあるか。めんどくさいけど。

たいして探してないけど「絵文録ことのは - ウェブログを始めるな!」や「たけくまメモ: 庵野さん何やってんですか」のトラックバック(とコメント)欄が分かりやすいかもしれん。

昨日あたりから思ってたけど、俺の例え話は無茶苦茶すぎるな。