よい子のための「炎上のれきし(語源)」教室。ブログ火災保険に入りましょう

「おや?この人のブログのコメント欄はなんだかにぎやかなことになっているぞ」
「かずくん。それは『炎上』と言うんだよ」
「えんじょう?」

炎上とは?


blogのコメント欄やトラックバックに(しばしば批判的・感情的な)多数の意見が寄せられて、blogの運営者が対応できる限界を超えたようにみえること

お、いつの間にか人力検索のタイトルが省略されるようになっている(前から?)。

「flamewar」のflame(炎)から来た説

flamewar
ニュースグループやEメールなどで行われる議論、論争。他にもいろいろな呼ばれ方をしている(てきとう訳)


(コンピュータ・ネット上での)罵倒[非難,中傷]合戦.
罵倒扱いッ

「投手炎上」

2ちゃんねるプロ野球板で「○○が炎上する」という言葉が以前から使われていた。

「滅多打ち」などの言い換え。強力打者のことをしばしば「大砲」と耐え得ることから、「打者=火砲」→「火砲(打者)に滅多打ちにあう」→「投手炎上」と派生していったと思われる。また、炎上の辞書的意味から「投手=大きな建造→試合球場」とされ「甲子園炎上中!」などと記されることもある。


220 名前:   投稿日: 2001/07/17(火) 00:45
ヤーナル炎上するなよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Google 検索: 炎上 site:salad.2ch.net」から参照した最古のスレッド。少なくともこれ以前から使われていた。

切込隊長が「炎上」を「flamewar」に近い意味の言葉として使い始めた説

切込隊長は「元祖炎上系マック鈴木が二軍落ち(2004/05)」というエントリでプロ野球板の「投手炎上」という言葉を使っているから、「ブロガーがボコボコに叩かれている」様を「投手が滅多打ちにあっている→炎上している」の意味に重ねたのか。その意味での初出は人力検索の回答にあるように2004年12月辺りだと思われる。「町山智浩氏のはてなに馬鹿乱入(2004/11)」では「なかなかの焼け具合」「自然鎮火するまで放置」などと書いている。切込隊長が「炎上」という言葉を広めたと言えばそうだが、だいたいにしてこういうものは発案者というより、「一部にだけ分かる言葉(専門用語)」を積極的に使たい人たちによって広められる。というのが俺が小学校で唯一学んだことなのであった。

追記:関連記事

よく調べてある。

余談

カトゆー家断絶」や「動画ファイルナビゲーター」で紹介される事によってやって来る大規模なアクセスのことを「カトゆー砲」「動ナビ砲」とか呼んでいたが(「○○効果」は事後)。「砲撃」だと「攻撃」の意味合いを含んだネガティブアクセスみたいでイマイチか。「波」とか使った方がいいかもしれない。お遊びにこだわる必要もないけど。