諸事情というか「打ち切り」で全五巻の所を縮められたらしい最終巻。まぁ一部で高評価ではあるんだけど、打ち切りになるのも分かるような。それにしても、いわゆる負け犬女として描かれている長尾さんの事を思うとなんだか切ない。「現実は捨てた。俺は仮想現実に生きる」っていう感覚は最後まで理解できなかった(『電波男』は読んでない。)。だからどうしても長尾側に感情移入してしまう。だが思えば、ブログ界もmixiも仮想現実みたいなもんだな。
金ナシ、女ナシ、おまけにブサイク! 三拍子そろったダメ男・坂本拓郎(30歳)が辿り着いた先は、3D美少女ゲームの仮想現実世界…!!
アンリアルの設定についてはもうちょっと練り込んで欲しかった(「.hack」ほどじゃないけど)。世界を動かすほどのプログラムであるムーンをどう使うのかと思ったら、電波ゆんゆんしてるだけだったのはズッコケた。
- 作者: 花沢健吾
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/03/30
- メディア: コミック
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