オコトノコオンナノコ

オトコは自分の中にオンナっぽい部分があることを、あまり好ましくないことと思っているような気がする。例えば、小学生が気の弱い子を"オカマ"と呼んでからかう事はよくあるが逆はない。
何をもって「男性(女性)ぽい」という疑問は確かにあるが、オトコ側からの視点としておそらく無意識に「女々しい」「雄々しい」という意味でとらえられているのだろう。


めめし・い 3 【女女しい】
(1)いくじがない、思いきりが悪いなど、男としてふさわしくない。柔弱である。

おおし・い をを― 3 【雄雄しい/▽男▽男しい】
男らしくて勇ましい。いさぎよく力強い。
辞書の記述を見て分かるとおり、「女々しい」「雄々しい」はオトコに対してのみ使われるもの。そして「女々しい」はネガティブな言葉として使われる。
何故、オンナの場合はこれらに変わる言葉がないのか。何故、オンナは「オトコっぽいオンナ」に対する抵抗がない(少ない)のか。それはオンナになってみないと分かんないのかなぁ。