日経流通新聞で「今話題の"知合い系"を商売に生かせ!」といったSNSの記事があったので生粋のネット社会派ブロガーである俺は紹介する。
最近はSNSを活用し専門的なサイトを運用する企業が増えてきたらしい。SNS内での信頼が置ける仲間同士の会話はマーケティング情報の宝庫で、新たなコミュニティ作りを仕掛ければビジネスチャンスも拡大するそうだ。
例えばどんなモノがあるかというと(以下記事から抜粋)
■専門特化したソーシャル・ネットワーキング・サービスの主な事例
- +Pet【ぷらすぺっと】
- あらゆるペットに関する情報交換ができる。現在は登録制、年明けには招待制に移行する
- SotoAso.com!
- アウトドアに特化。将来は環境問題にも広げる。招待・登録どちらでも参加可
- ひこうき
- 50歳以上専用サイト。特に旅行に関する情報交換が目的。招待制
- Public Cafe
- 女性専用。女性ならではの悩みや話題を共有。招待制
- My Favorite Places
- レストラン情報の交換に特化。登録制だが招待もできる。
- B食倶楽部
- 料理店やレシピに関する情報サイト。招待制。*1
ソーシャルネットワーキング.jp
他にも死ぬほどある……
SNSの「コミュニティ」と呼ばれるそれぞれの趣向に枝分かれして分化したモノをひとつのサイトにしてしまう感じですかね。それにしても知らない間に沢山できましたな。SNSバブルか。
ただこのように専門特化がどんどん進むと市場調査に有効な会員数がどれだけ集まるか疑問、との声もある。
確かに「招待制会員によって信頼性のある情報を」と言っても、このSNS専門特化の流れを見ていると細分化されたあげくに過疎化し実質機能していない2ちゃんねるの一部の板を思わせる。
2ちゃんねるはその匿名性を前面に押し、SNSは会員制や主催側の入念なチェック体制による信頼性を出し"居心地の良さ"を演出しているが、どちらも主な目的は「情報交換」と「コミュニケーション(馴れ合い)」だ。そこに外野からのノイズが入るかは入らないかの差異はあるものの、SNSと2ちゃんねるの本質は非常に近いモノと感じる。