やっぱり その筋の人達は『究極超人あ〜る』→『げんしけん』の流れなん だなぁ

みつお 圏

○○世代?

僕らぐらいの世代で『究極超人あ〜る』を読んでたって人は、まぁ居ないわけで。後から興味を持って読んだ人はいるだろうけど(僕だってゲラゲラで『まんが道』を読破しようとしてたし)なんか名前は知ってるけどロボットアニメ?ウィングマンみたいなの?とか僕は想像していました。
でもやっぱり僕らの世代ぐらいだと、松岡さん(id:matuoka)も一緒のこと言ってたけど『行け!稲中卓球部』に代表される古谷実の青春漫画(『グリーンヒル』とか『僕といっしょ』も含めての)を連想してしまう。
いやそもそも僕らはナニ世代なんだ?ジャンプ全盛期より微妙に後で外の国で安い労力で作られた微妙な深夜アニメが大挙し始めた時期というか何というか。エヴァ世代とか言っちゃっていいのか。それもなんだかな。良い言い回しはないものか。ジャンプ放送局世代?……いやだめだろ。別に漫画界の時代を象徴してないし(投稿はしていたけれども)単純に八〇年近辺生まれでいいのか。

げんしけん

で『げんしけん』なんだけど、ぶっちゃけオタク・非オタクどっちからの視点で見てもアリエナイ日常なんでしょ。唯一感情移入できるのが、オタク生活にツッコミを入れて「説明台詞在庫処分」みたいなことになってる咲ちゃんとか、斑目が時折みせる内向的と内弁慶が混じり合ったオタクコミュニティのリーダー像ぐらいになってるし。
一般社会から外れた人には外れたなりのレールが用意されてあって、サークル内でたいした活動もせずにオタク社会からも更にドラップアウトしてる「げんしけん」が外から糞ミソテクニックにされることもなく、イヤミな先輩の「おそ松くん、はじまるザンス」で済まされて、それより外を描かないのはやっぱりオタク賛歌だからなのかな。
そこで、古谷実もやっぱり二次元オタクとは違った部分(むしろ根本?)でドロップアウトしてしまった人間に対する賛歌を描いていて。そこでも外から糞ミソテクニックされることなく奴らなりのガンダーラを形成している。でも、同じ古谷実でも『ヒミズ』だと他者との関わりを拒んだゆえに自分で自分を糞ミソテクニックすることになって追い込まれて「あぼーん」な話だけど。

桃井神

そういえばもう諸事情により消されてしまったみたいだけど*1昨日見た
[対談補足]げんしけん(はてなダイアリー - 【犬惑星】 可愛いウサギの歪な壊れ方)
で、ニセひろすえこと桃井はるこがやってる「ラジオげんしけん」が面白いことになってるというのが書いてあって興味深かった。やっぱ、漫画の中にしか存在しないガンダーラに憧れてる人達が"そういう"ことになってんのかなぁ。そういうことっていうのは「桃井"桃源郷"はるこ」状態。ちなみに伊集院のラジオで裏番組やってる桃井を叩いて翌週「味方誤爆しちゃった〜」*2とか言って居直ってたのは2000年02月あたりの回だったと思う(一オタの脳内データベースより)うける。

追記

忘れてた。『究極超人あ〜る』→『げんしけん』の流れっていうのは。
『げんしけん』の世界にはなぜネットがないか? (ARTIFACT@ハテナ系)
ここの記事や、続くコメント欄で色々語られているのを見て思ったことで、その筋の方々、俺らよりモノを知ってて頭の切れる人達の意見が聞けて面白かった。

*1:本日更新分で対談の要点をまとめ文章化されてます。おもしろい。

*2:桃井は古くから伊集院のラジオのリスナーであったことがファンからのお便りで判明した。また桃井が自身のサイトの日記で不快感をあらわしてたらしい。