げぷ、お腹いっぱい。また大して頭を働かせずに読んでいたので3つのルートがつながってるとは思わずにサプライズ。結末には確かに「馬鹿げた世界」は用意されていなかったけどもっとアレなものが待っていた。あと前2作より文章がしっかりしてきた印象があった。佐藤友哉も成長してるんだなー。ただ鏡創士が使う引用はほとんどわかりませんでした。教養無し。
出版社/著者からの内容紹介
“記憶”と“密室”と“悪意”の三重奏(トリオ)。
主題(テーマ)は“純愛”。
戦慄の鏡家サーガ!お祭り騒ぎは、もうお終い。
今回は愛をめぐる3つの物語だ。
暗澹(あんたん)たる日々に埋もれた無様な青年。
悪意から逃れられない少女を護り続ける少年。
密室情況の屋敷の中で繰り広げられる、贖罪を含んだ惨殺劇。
それは歪んでいて、壊れていて、間違っている。
でも確かに愛の物語なのだ。
俺は行動を開始した。
その目的は、水没した全てのものを引き戻すため。
そして、その果てに浮かび上がる真相。
そこにはもう、馬鹿げた世界は存在しない。
これから俺は中村一義を聞く度にこの本のことを思い出すのか、と思うと笑える。斉藤和義と間違えていて進研ゼミのテーマソングとサルのような動物を頭の中に思い浮かべていたのは内緒だ。
- 作者: 佐藤友哉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/03/07
- メディア: 新書
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追記
ネット上の感想を見ていたら、次の「クリスマステロル」でずいぶんやらかしてくれているみたいなので読むのが楽しみです。