航海における危機的状況と助言者の出現

「laiso船長、ちょっとお話があります」
「どうした、ハゲ」
ゲゼルシャフト島への出航の件ですが、もう少し様子を見てからの方が良いと思います」
「なんでだ、ハゲ」
「はい。先日起きた大地震はいまだ余震発生の可能性があり、それによる津波の危険があります。今でこそ我々は通常の生活を送れていますが……それにゲゼルシャフト島近辺は多くの岩肌も露出し、地元サーファーから"最も死に近い海"として恐れられています。我々が目指す、唯一無二のシャングリラへの到達にはそれ相応のリスクを持ってしなければ実現は不可能とわたくしめも重々承知しておりますが、ここは一旦街へ戻り航海計画を立て直した方が良いと思うのです。」
「だまれ、ハゲ」