この記事は「ツイッター改悪の張本人ではあるまいか」みたいな反応をする多くの人と、もうちょっと実際を理解している業界の人のマジレスが少数という感じでシェアされているのを目にした。
「タイムラインをごちゃごちゃにする仕事」は原文も確認してみたけどmessing up your timelineと書いてあったからこの機能が不評を買っているというコンテキストが含まれていて妥当な訳だと思う。nabokov7さん本人もそう書きそう。*1
Homeの推薦機能については記憶にある限り業界の人でもポジティブに受け取っている人は見たことなかったが、僕は便利に使っていた。ただ最近のTwitterの使い方にあるとうり一般的な利用法ではなかったと思う。
タイムラインへ知らない人混入や、巻き込みリプライに怒る人、というのは僕の中ではツイッター2大よく分からんポイントだった(あってもなくても快不快を感じない)。*2
これらの機能がツイッターや広告主に好ましいものであったのであろうことは想像に難しくないが、年単位でツイッターを利用しているユーザー層にとっては迷惑極まりない機能で、プラットフォーマーに対して物言わぬようなライトユーザーには受け入れられており数字として観測できていたということだろうか。
俺ら(おまえら)ヘビーユーザーの方々は、タイムラインの順番が変わったり人のイイネが勝手に入るのいらねぇと思うでしょ?自分もそう思うよ。でもどんだけA/Bテストしてもそっちの方がユーザーの定着率が高い。直感と、直感に反するデータとをどうやって消化していくか…
— nabokov♹ (@nabokov7) 2022年11月6日
ツイッターは常に成長し続けないとプラットフォーム(SNS)を維持できないだろうから、既存ユーザーが変更を受け入れざるを得ないっていうのはあると思うんだけど、この話には2つの観点があると思った
ユーザーの求める体験とプラットフォーマーの指標が異なる *3
- 指標を追求すると一部ユーザーを憤慨させることが正解になってまう
- それこそがユーザーの求める体験である(ディストピアだよ派)
ユーザーが保守的な体験を求めてそれをプラットフォーマーが満そうとすると長期的に維持できなくなっていく
- ということはユーザーは衰退し続けるプラットフォームを次々に乗り換えていくことを求めていることになる
- 古参だらけで維持されているなぞの怖い過疎コミュニティというのがインターネットにたくさんあるが(はてなとか)ああいうのが永久に維持されるのが完成系なのか
- なんか社会問題とか環境問題とかに構造が近い
それはそうとそろそろ次のプラットフォームでも流行ってくれないかなと思う。
*1:日本語記事でニュアンスが伝わらないというのもある https://twitter.com/hydrakecat/status/1598198314469838849